二年と少しで終わります。

アニメと声優とmtgとアイマスが大半。

ネタバレあり シン・ウルトラマンの感想と言うより思考の羅列

冒頭に自分のツイートを持ってきてしまい申し訳ないですが「こんなに良い作品なのに、なんであんなシーン(演出)したんだよ!!」みたいな文句が出てしまうくらいに面白かったです。

ウルトラマンは平成三部作を子供のころに見た程度、それもほとんど覚えていないといった程度でしたが全く問題ありませんでした。

視聴する際は減点式ではなく加点式で見た方が良いでしょう。

本当は感想を言いたいところですが、あんまり纏まっていないので今回は進行に合わせて思ったこと感じたことを羅列していきます。

勿論ネタバレなので注意してください。

 

 

 

  • タイトルロゴがドーン!ではなく、シン・ゴジラがドーン!
  • めっちゃゴジラっぽい怪獣いるんだけど

こんなにシンゴジ擦ってくるとは思わなんだ。

シントラマンは割とバトル要素マシマシでシンゴジとは違うと思っていたのですが、ここまで続編感を出すのかとビックリしました。

 

冒頭のプロローグを見て。

人間の力だけでも(犠牲を払いながらだとしても)禍威獣を撃退できる力を持っているというところはこの後に繋がってきます。

 

  • 銀色?融合したら赤色になるんかな
  • やっぱカラータイマーあるやん!

ウルトラマンのラインについて。

後で色々調べたんですがもともと成田亨氏のアイデアの一つだとか。

シンゴジもそうですが、予告編では「原作に忠実にしますよ~」って顔をしながらいざ本編では全く違う形態を用意するところが「シン」シリーズの面白いところの一つだと思います。

 

  • 「野生の思考」は野生の人間の思考が書かれたもんじゃないぞ

少し順番が前後しますが神永(と融合したウルトラマン)が書物を読みふけるシーンを見て。

外星人が地球人を前時代人として見ている一方、ウルトラマンレヴィ=ストロースのように振る舞いが違うだけで同じ知性を持った知生体として接していることを暗示しているという指摘にはなるほどと感じました。

それとウルトラマン来訪以前の禍特対の活躍とプリコラの仕組みを照らし合わせて地球人の発想力の柔軟さに光るものを見たのかも。

 

ゾフィーじゃありませんでした。

結局あいつは何だったんだ……。

 

  • 何やこいつ
  • これいるんか
  • これ別でも良くないか?

今炎上しているところの感想。

滝くんや船縁さんは科学者ポジとして班長班長として活躍していた一方、浅見さんはサービスショット担当の見守るヒロインという枠を飛び越えることはありませんでした。

巨大化のシーンも野次馬の反応に関しては仕方ないなと思う一方、衣装をパンツルックにするだけで一定の配慮はできたと感じます。

着任するなりスニーカーからハイヒールに変えるぐらい身なりを気にしている人間はパンツルックにはしないもんなのでしょうか、ファッションは疎いので良くわかりませんが……。

 

  • 利用価値があるから好きなんだろうな

メフィラスの「人間が好きなんだ」の発言に対して。

これは見終わった後に考えたことですが、メフィラスが言う「人間が好き」というのは「オリエンタリズム」で言われてるような「ポストコロニアル」と近いのではないでしょうか。

あくまで支配者の視点から植民地の文化を戦勝品を眺めるのにすぎず、あくまで集団としての「人類」を鑑賞物として好きなのがメフィウス。

これに対してウルトラマンは禍特対のメンバーを初めとする一人一人の「人間」を愛したわけで、人々が作り上げた「社会」というものは理解できずとも人と人の間にある「友情」を信じることができたのも個人としての人間を愛したがゆえではないでしょうか。

 

同じ光の星の兵器なら納得。

自身の熱光線の被害が太陽系クラスなら巻き込まれて自壊するだろうから敵勢力に分析されないし完璧だぁ……。

明らかに勝てないサイズ差に無力感を感じざるを得ませんでした。

 

  • ストゼロ便利すぎる……

無力感に負け現実から逃げる人間は何をつかむか?

そうストゼロだね。

一昔なら薬物がその立ち位置だったんでしょうが、合法的に映し出せかつ脈絡もなく手に入れても違和感がない道具としてストゼロが優秀過ぎてな……。

 

地球人の知恵と意地と共にゼットンを打ち倒した後の余波から逃げるウルトラマンを見て。

みなさんは子供のころ買ってもらったフィギュアで遊んだことはありますか?

もしくはままごとやヒーローごっこで自分の憧れた人物を演じたことはあるでしょうか?

あの陳腐なソフビ人形が逃れられない破滅から、しかしそれでも懸命に逃げている姿を見て、僕はそういった幼少の記憶がフラッシュバックしました。

news.yahoo.co.jp

米津玄師さんも言っていますが、僕らは「祝福の連鎖」によってこの世に生きているのです。

たとえ記憶していなくてもそれは確かに存在する、シン・ウルトラマンはそれを想起させてくれた作品ですし、「祝福の連鎖」を次へつなげるものがヒーローと呼ばれるのだと感じました。

 

  • ドラマとしてもう一回やってくれんか?

視聴後の第一感想。

色んな人が言っていますがやはり2時間と言う枠は短すぎて駆け足気味なのは否めませんでした。

もっとバトルシーンも見たかったし禍特対の友情も説得力を持たせてほしかった。

39話とは言いませんがドラマ化してくれないかなぁ…難しいかぁ。

じっくり見たいなら「現代」のウルトラマンを見てねってことなのかもしれない。

なにから見たらいいのかわからないので誰か教えてくれると嬉しいです。