二年と少しで終わります。

アニメと声優とmtgとアイマスが大半。

K2感想

こんなのクソブログ読む時間があるならK2を読んだ方がいいです、早く読んで

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と言うことでK2を一気見しました。

流石に400話もあるので2日ほどかかり間に休憩は挟みましたが、久々に時間が過ぎるのを忘れる感覚を味わいました。

前作にあたる『スーパードクターK』は未読なので早く読みたい、とは言え続編だからこそ描けるものが『K2』の魅力ではないでしょうか。

以下ネタバレあり感想。

 

 

 

様々な「2代目」

『2』というタイトル名が示す通り、主人公の一人である神代一人は二代目ドクターKとして類稀な手腕や『ギュッ』とした鋭い眼光でどんな大病からでも患者を救い出すわけですが、彼以外にも様々な2代目が現れます。

前作主人公KAZUYAの「クローン」であり「K」の名前を継承するために医療の道を志すもう一人の主人公黒須一也(かずなり)、一人のワトソン役であり総合病院院長の「跡継ぎ」富永研太など初期メインキャラたちも二代目としての立ち位置にあります。

これはメインキャラだけではなくサブキャラクターも同様で、これらが一人たちと交わり対比されることで、連綿と続く系譜の偉大さ、そしてその偉大さ継承するに値する人間になるために研鑽を重ねる一也の姿が一層際立つのです。

「後の世代へ繋げる」ということが一つのテーマであり、そのために尽力する「先代」と「2代目」のヒューマンドラマが本作の核となっています。

 

降って湧いてくるバトル編、圧倒的ライブ感

医療漫画でも同時に少年漫画でもあるので突然違法組織やテロリストとの闘いやクーデターに巻き込まれることもあります、なんで????

いや特に中盤以降は本当になんで?って感じで唐突に始まります。

一話前で不良とお嬢様の甘酸っぱいロマンスが繰り広げられていたのですが(一話完結かつ出オチ回でもあるのでこれだけでも読んで欲しい)、

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その次の話で唐突に謎の転校生が現れ超絶拷問手法で脱臼を直し、のどを詰まらせた奴を助けるために喉をかっぴらきボールペンと割りばしをぶっ刺した時は流石に「!?」でした。

いやこのキャラは後々まで登場する準レギュラーになったのでマシで、医学生ライフを送ってた一也の前に突然ロシア国籍のガイルが2人現れ一也を毒ガス攻撃でダウンさせただけではなく母校を爆破しその結果一也の全国放浪譚が始まった時は、僕はただ次の話を読むを押す機械になるしかありませんでした。

ちなみにガイルたちはその後一切登場していません、いつか再登場するのでしょうか。

このように先など読めるはずもない急転直下な展開に読者はただただ次の話が来るのを待つ乞食へと成り下がります。

溜まんねえぜこのライブ感……!

こんな人生歩んだことはありませんが、なんか「人生」って感じがします。

 

19年もの「歴史」を体感せよ

またK2で特筆すべきところはその「長さ」にあります。

先ほど一也のことを医学生と言いましたが、初登場時はなんと小学生。

そうK2の時間経過は現実に即しており、それに合わせてキャラクター達も成長(一部例外有り)していきます。

「あんなに小さかった一也が大きくなって…」というシーンも実感がこもります。

いや本当にそうだよ大体200話前はあんなに小さかったのに…。

先でも触れた通り本作品では「後の世代に繋げる」ということがテーマの一つではありますが、「続編」であり「長期連載」として存在するだけでそのテーマを成立させていると言っても過言ではありません。

そんな連綿と続く系譜が如何に偉大なのかを身を持って体感することができる作品が5/31まで無料で読めるんだって!?

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ちなみにK2は現在も刊行中です。

あなたも19年の歴史を滝のように浴び次の話を待つ乞食になりましょう。